無限/夢幻の箱庭

言葉の数だけ世界は拡がる

レッスンの休講が続くので、ウォーミングアップなど日々の練習メニューを考えてみた。 #ヴァイオリン

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カイザー:ヴァイオリン練習曲集より第4番

気が緩む、行動頻度が下がる。どうにかしよう。

例のウィルスのせいで、2月最終週の回から今まで、月3回行われるレッスンのうち全てが休講になっている。

只でさえ練習頻度が低いのに、楽器を練習するモチベーションが下がるばかりで5週間ほど楽器ケースを開けていなかった。

これではいけない。

それとは別に、大学が2月初旬から春季休業に入ってしまい、生活が乱れている。これもいけない。

どうにかしないと。

以前見た動画をヒントに、自分の技術水準や集中力を考慮してメニューを考える


20分間でバイオリン基礎練習【ウォーミングアップ】速弾き、移弦、音程、ポジション移動など

  • シュラディック第1巻1番目のエクササイズ
  • カール・フレッシュ音階教本よりイ短調の5・8番目のエクササイズ
  • セヴシック練習曲作品1の1より11番

というメニューである。

説明文をそのまま引用すると、

・シュラディック 0:006:31 左手の指を温め、速いパッセージに備えます。ウォーミングアップです。小指の筋トレにもなります。

・カールフレッシュ 7:0015:43 音程を整えます。ポジション移動時の音程に特に注意します。弓の配分の訓練にもなります。

・セヴシック 16:15〜 弓のあらゆる部分を使い、弓のコントロールや、移弦の訓練をします。元、中、先、下半分、上半分、全弓といった感じで、同じ曲で色んなボウイングを練習できるのが良いです。

 ということだ。

Umiさんの技術レベルと自分のレベルとのギャップ

Umiさんと同じ練習メニューをこなすことができたらいいのだけれど、残念ながらそれはできない。なぜなら、わたしの技術水準が彼女と比べ段違いに低いから。

UmiさんのYou Tubeチャンネル

www.youtube.com

にアップロードされた動画の大半はパガニーニ:24のカプリーズ第24番の練習日記となっていて、かなり高い技術を持っていることが伺える。

また、質問箱のBotと化してアクティヴではなくなったTwitterを遡ってみると、

 というツイートが。どうやら相当の集中力の持ち主のようだ。

わたしはというと、ヴァイオリンのレッスンは大学を中退したあとから始めて5年後に止め、その後8年のブランクを経て別の先生でレッスン受講を再開したので小さな頃からきちんと教師に習ったわけではない。それにモチベが高かったり低かったりで練習時間にもばらつきがあった。集中力についていえば、自分の好きなことについては、ことヴァイオリンについていえばそのときオーケストラで弾いている曲や好きな曲の練習には時間を忘れるほど没頭できるが、メカニックやテクニックを作るための地味な練習を続けるのは、やらなければ技術をつけられないとわかっているとはいえ苦手だ。

集中力を鍛えることは別の機会に考えるとして、上記の練習メニューと自分の技術とのギャップを2点挙げてみる。

  • わたしのボウイング技術にかなり問題がある。どこに問題があるかは次のレッスンで講師に聞くとして、弓の配分を訓練するのは下記の問題により困難
  • フレッシュ音階教本イ短調9番のエクササイズは5番の単音による音階・半音階・アルペジオを8度和音で弾くという内容→8度を連続で弾くのは無理がある。

以上の技術おける欠点を考慮しつつUmiさんの基礎練習コンセプトに近づけたメニューを考えた。勿論、長くは続かない集中力を要しない短い内容とした。 

オリジナルのウォーミングアップはこれだ!

 Umiさんのコンセプトを基本としして考えた自分の基礎連コンセプトは次のものだ。

  • 左手のウォーミングアップ
  • 音程を整える
  • 弓の量や移弦という右手の技術を確認

以上を踏まえて、これまでのレッスンで使った教材で鍛えることにした。 

以下の教材を使う。

カイザー ヴァイオリン練習曲 1 [全音楽譜準拠] (監修: 漆原朝子)
 

 3つの教材を使ったこういうメニューはこちら

  • 開放弦で全弓・上半分・下半分をアップダウンそれぞれBPM60で、元・中・上を同様にBPM60・120・180で繰り返す。
  • カイザー第4番を1拍・2拍とスラーを切って、最後に1小節を1ボウイングでそれぞれ全曲最後まで弾く。
  • フレッシュ音階教本イ短調を1〜4番のエクササイズで。1・3・2(2・3は同じ音だが2はハイポジションを使うので先ず3で音程確認)・4の順。
  • セヴシック作品1の1から11番のエクササイズを楽譜につけられた番号通りに全弓・上半分・下半分・元・中・上で通す

これだけやってもかなり時間を使うことになるが、決めた時間に寝て起きれば朝の時間を使ってできるだろう。

9月の卒業(予定)まで学生でいられるので、習慣化させて技術をつけてそれほど時間を要しないようにさせたい。

 

憧れのピアノ三重奏曲 #2020年3月7日ラヴェル145歳の誕生日でお祝いしましょう

新型コロナウィルスの影響によるコンサートやイベントの自粛の中、本日3月7日はびわ湖ホールはプロデュースオペラ「神々の黄昏」の無観客上演をYouTubeで放映した。

わたしは日頃の不摂生で昼夜逆転生活が続いており、起床したのが17時。「黄昏」の第3幕開始が17時…全曲聞くことはできないし、聞けたとしても長時間椅子に座っているのも辛いので別のことをしようと思っていった。

 

昨日、日本モーリス・ラヴェル友の会さん

twitter.com

が誕生日のお祝いメッセージツイートを呼びかけていたので、それに乗ることに。出来るだけ全曲を聞こうと選曲、演奏家も選んだ。

それがこちら。

・歌曲集「シェーラザード」

アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団

組曲クープランの墓」、亡き王女のためのパヴァーヌ、古風なメヌエット

ブーレーズ/クリーヴランド

組曲マ・メール・ロワ」、海原の小舟、道化師の朝の歌、ボレロ

ブーレーズ/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 

 ・バレエ音楽「ダフニスとクロエ」

ベルナルド・ハイティンク/ボストン交響楽団/タングルウッド音楽祭合唱団

Ravel: Daphnis et Chloé

Ravel: Daphnis et Chloé

 ・ピアノ協奏曲 ト長調、左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調

ジャン・ドワイヤン/ジャン・フルネ/コンセール・ラムルー管弦楽団

Ravel: l'oeuvre pour piano Concertos

Ravel: l'oeuvre pour piano Concertos

  • ジャン・ドワイアン
  • クラシック

 ・ピアノ曲全曲

ジャック・フェブリエ 

Ravel: L'oeuvre pour piano, Vol. 1

Ravel: L'oeuvre pour piano, Vol. 1

  • Jacques Février & ガブリエル・タッキーノ
  • クラシック
  • ¥1935
Ravel - L'oeuvre pour piano, Vol. 2

Ravel - L'oeuvre pour piano, Vol. 2

  • Jacques Février, ガブリエル・タッキーノ & ジャン=クロード・アンブロシーニ
  • クラシック
  • ¥1935

 ・弦楽四重奏曲 ヘ長調

 イタリア弦楽四重奏団

Ravel: String Quartet - Violin Sonata - Piano Trio

Ravel: String Quartet - Violin Sonata - Piano Trio

 ・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ短調(遺作)

ルノー・カピュソン/フランク・ブラレイ

・ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

ルノー・カピュソン/ゴーティエ・カピュソン

Ravel: Chamber Music

Ravel: Chamber Music

  • ルノー・カピュソン, フランク・ブラレイ & ゴーティエ・カピュソン
  • クラシック
  • ¥1375

 ・ピアノ三重奏曲 イ短調

川久保賜紀/遠藤真理/三浦友理枝

RAVEL

RAVEL

 以上、日付が変わっても聞き続けていこうと思う。

 

さて、タイトルにあるピアノ三重奏曲について。

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デュラン社から出ている楽譜。値段は結構高い。

常設臨時を問わずピアノ三重奏団により演奏される機会は散見されるものの、室内楽自体が日本人に馴染みが薄く感じられる上にその分野ではドイツ語圏の作曲家の作品にシェアを奪われている感があってあまり知られていないようである。

だが、音源を聞かせて人に紹介すると殆どの人が好意的な反応を示す。


第22回 江副記念財団リクルートスカラシップコンサート ラヴェル:ピアノトリオ イ短調

録音で最初に聞いたのは、イタリア四重奏団による弦楽四重奏曲とともに収録されたボザール・トリオによる(多分)1966年の録音であった。調性・リズム・和声など変則的な難曲でありながら、常設トリオならではの高度なアンサンブル力により難なく聞かせてくれる。ちなみに、アルトゥール・グリュミオーによるヴァイオリンとピアノのためのソナタも優秀な演奏で、ラヴェル室内楽作品入門には丁度いいアルバムであろう。

 

演奏会で初めて聞いたのは、2009年10月9日にフィリアホールで開催された土曜ソワレシリーズ「女神(ミューズ)との出会い」206であった。

曲目は次のとおりである。

亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ三重奏版)

シャブリエ風に/ボロディン風に/水の戯れ(ピアノソロ)

ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

マ・メール・ロワ(ピアノ三重奏版)

ピアノ三重奏曲 イ短調

アンコールに「クープランの墓」からリゴドン(ピアノ三重奏版)

 

これだけラヴェルを集中して聞いたのも始めてだったし、今の所これが最後である。

ラヴェルの音楽は、光の当て方によっては何色にも見えるプリズムの様に思っている。そう思わせるのに十分な演奏だった。

終演後にサインを頂いた。

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楽譜とCDのライナーノートに

上記2種類を含めてピアノ三重奏曲の録音は12種類ある。世に出ている音源は出来るだけ買い集めたい。

また、楽譜を持っているからには弾けるようになりたい。まだまだモーツァルトの協奏曲すら弾くのにつっかえてしまうけど、近づきたい。

第1次世界大戦までのラヴェルが詰まった魅力的な曲である。この記事を読んだ人に是非聞いて欲しい。

【レッスン振り返り】エチュードでも曲は曲、装飾音で拍を疎かにしない、他

弦が伸びていてもう交換時期なのか、いつも以上に狂っている弦のチューニングから今日のレッスンは始まった。

クロイツェル教本第33曲その中盤の音程把握ができないでいた。1/27と日付を書いた鉤括弧以内が今日の範囲だったのだが、曲として旋律副旋律になるように調和が取れていないという。

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その解決のために、まずは単音で弾いて、技法的要素以外に持つエチュードの音楽的要素を把握するという提案を受けた。

そう、エチュードだって曲なのだ。

早めにエチュードを切り上げてモーツァルトへ。

冒頭の1拍目で音程が取れていないという大惨事。ソとシの6度音程でソを高めに取っていたのでもっとシに寄せて取るように注意を受けた。

また、装飾音、特にトリルを多く詰めすぎて3拍目を圧迫していた。3拍目を正確に取るためにそこから逆算してトリルや後打音を無理なく入れるという解決法を提案された。拍は大正義、そう心得よ。

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トリルを詰めすぎた

他の重大な失敗は、1拍内で16分音符にして1:3の比率になる箇所で4等分にならないことだった。例を挙げれば、

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3拍目につけた矢印と

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16分休符で欠けている1拍目

である。意識して弾き直したらできるようになったので、解決法を特に提案されはしなかった。しかし、自分で解決法を作るとすれば、スラーをとって弾くことで4等分になるように音を把握する。16分休符は、提示した例で言えば、直後にあるシャープの付いたレで埋めて弾く。確認ができたら次は楽譜通りに弾いてみよう、というわけだ。

 

今日も示唆に富むレッスンであった。

【レッスン振り返り】第1ポジションのオクターヴや長6度の指の位置、二重奏曲ではほぼ初見の準備不足

前回のレッスンは20日で、それから1週間全く楽器を弾かなかったのでぶっつけでレッスンに臨んだ・エチュードと課題曲の反省点をそれぞれ挙げていく。

先ずはクロイツェル。

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赤の囲いはオクターヴ、青は長6度、緑は6度の音程

第1ポジションのオクターヴや長6度はそれぞれ1の指が上ずった。6度はその前のレ+ファを1の指と3の指で取るときにちゃんと2の指を指板に置かず離してしまうので、徹底して指板に置いてピッチをキープする。

 

続いて、偶然にも本日264回目の誕生日を迎えたモーツァルトの二重奏曲。

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2ページ目以降は2ヶ月前に弾いてからほぼ初見だったので左手の運指が覚束なかったのは勿論のこと、更に問題なのが休符ときちんと休めなかったことだ。

昔から初見で弾こうとすると休符が取れない。そもそも準備をしていれば問題がなかったのは言うまでもないが、これからも初見の度に休符が取れないのではいけない。これは楽譜を読む訓練が必要かも。

1月17日 紀尾井ホール室内管弦楽団によるアンサンブルコンサート5(紀尾井マーラー・セレクション)

【曲目】

ヨハン・シュトラウス2世:入り江のワルツ 作品411(シェーンベルク編曲)、酒、女、歌 作品333(ベルク編曲)、皇帝円舞曲 作品437(シェーンベルク編曲)

グスタフ・マーラー大地の歌(シェーンベルク&リーン編曲)

【演奏】

紀尾井ホール室内管弦楽団団員、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員

演奏者詳細は公式ホームページを参照↓

kioihall.jp

【チケ取りと予習】

公演に先立って、チケットは去年の7月10日に紀尾井ホール会員先行発売を利用して1階8列という見晴らしも音響もいい席を確保。

予習はAppleMusicで全曲済ませることができた(リンクはiTunes)。CDを買わずサブスクリプション音楽配信サービスで視聴できる様になっていい時代になったね。

ヨハン・シュトラウス2世の楽曲はこれを。 

大地の歌はこれ。 

Mahler: Das Lied von der Erde (Arr. A. Schoenberg & R. Riehn for Voice & Chamber Ensemble)

Mahler: Das Lied von der Erde (Arr. A. Schoenberg & R. Riehn for Voice & Chamber Ensemble)

  • Ivonne Fuchs, Markus Schäfer & Linos Ensemble
  • クラシック
  • ¥1528

 【当日】

大学の授業の3限を受けたあと15時半に仙台を出る上りの新幹線でいざ東京へ。移動中に先ず1杯。

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コンサートへ向かう道中の酒は美味い。

17時に上野に着き、すぐに御茶ノ水へ。降りてディスクユニオン御茶ノ水クラシック館で所属しているサークルであるクラシック音楽研究会へのお土産を購入。

四ツ谷駅のベックスコーヒーで適当に過ごしてから開場時間に間に合うように紀尾井ホールへ。

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玄関で掲示されていた本公演のチラシ

【開場後】

クロークに荷物とコートを預けて、2階ホワイエで開演前の1杯

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スパークリングワインを注文したが、係員のオススメでシャンパンに変更。

いざホールに入場。客席最後列やステージ上にカメラやマイクが配置されていた。これはNHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」の収録かな?

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前半の風景

前半のヨハン・シュトラウス2世のワルツ3曲は、これぞサロン音楽。堅苦しさを感じさせないのはいい合奏があってこそ。

前半終わって休憩中の1杯。

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ウィスキーのソーダ割り。余ったペリエはサービスで。

さて、大地の歌

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後半の風景

アンサンブルについてだけど、前半に引き続きライナーは美音で聴かせてくれたけど、他3人のWPhのメンバーに関しては良かったといえばそうだったけど、特別WPhのメンバーである必然性というか売りは感じなかった。紀尾井のメンバーだけでやればどんな結果が出ただろうか。チケット売るためのネームバリューだけならないほうがいい。フルートのシュッツについては下手という人もいるし。

原曲と比べて淡白な感もあったので、このくらいの編成でも指揮者いたら少し原曲で演奏する表現に近づくかも知れない。

歌唱は、テノールについては、原曲版ではオーケストラに埋もれがちになるけれども室内楽版では聞こえるようになるのかというとそうではなかった。元々聞こえにくい構成になっているかテノールの声量に問題があるのか、それかどちらかなのだろう。

メゾソプラノについては今まで聞いた原曲での演奏と比べても遜色ない出来だった。メゾは余程のことがない限り成功するのかも知れない。

【終演後】

余韻を味わいつつ新宿に移動し、9年来のネット友達と初対面して2人で飲み会。

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乾杯のスプマンテ

その後「劇場版ハイスクール・フリート」の最速上映を見るためにTOHOシネマズ新宿へ移動し、鑑賞。楽しい1日でした。

 

 

 

 

令和元年に演奏した曲1 セザール・フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 その3 レッスンと本番

【レッスン開始から本番前まで】

3月のレッスン第3回くらいからやっとフランクのソナタをみてもらうことになった。12月の第2回までの間、楽章の順としては1→2→4→3をやった。

弾きながら、弓を節約したり、弓の返しでフレーズを切らない様にしたりと弓の使い方を覚えた第1楽章。


フランク:ヴァイオリンソナタイ長調第1楽章

第2楽章ではアクセントを弓でできるだけ行わずヴィヴラートで行うことが主な注意事項であった。


フランク:ヴァイオリンソナタイ長調第2楽章

第3楽章より第4楽章を先に見てもらった。


フランク:ヴァイオリンソナタイ長調第4楽章

それは10月25日に開催された発表会でこれを弾くことにしたからだ。

気をつけたこととしては、

・冒頭の音量。小さ過ぎると縮こまって聞こえる。堂々と弾こう。

・全ての音に気を配る。この曲に休めるところはない。

といったところだろうか。

発表会まで9回ほどのレッスンでなんとか発表会まで持っていった。

【ピアノ合わせ〜本番まで】

10月中頃にピアノ合わせがあったのだが、合わせるのに苦労をした。というのも、伴奏者の先生が全部仕上げるのに間に合わず、音を減らしたからであった。リハーサルまで合わせるのが大変だったし、リハでは他の出演者や彼らの講師がこちらを見ながら待機しているのを意識して上がってしまい、ボロボロの状態。

これではいけない。リハから本番前のオリエンテーションまでの2時間、特に状態の悪かった部分を中心に録音をして弾いては確認、それをフィードバックするといった練習をして臨んだ。

結果、後で記録録画を見ても満足できるくらいの出来に仕上がったと思う。

 【第3楽章とまとめ】

発表会が終わって第3楽章を見てもらった。


フランク:ヴァイオリンソナタイ長調第3楽章

そうして9ヶ月ほどかけて1曲を仕上げることができたのは今までヴァイオリン を弾いてきた上でとても自信につながることであるし誇っていいと思う。

さて、次は発表会に何を弾こうか。楽しみだ。

令和元年に演奏した曲1 セザール・フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 その2 音楽教室選びからリハビリへ。

前の記事から21日経ってしまったので復習。こんな曲。


Franck: Sonata in A major 4th movement; Noé Inui & Vassilis Varvaresos

ちょくちょく弾いては見ていたものの、一向にうまくはならない。

上達するには上手い人から指導を受けるのが一番だという。出会いから1年後、音楽教室に通い、レッスン受講を決意。

さて、どこの教室を選ぼうか。学生である手前、あまり入会金とレッスン代は多くは払えない。18年11月末頃、ヤマノミュージックサロンが入会金半額キャンペーンをやっていたので、その仙台店で行われている無料体験レッスンを受講することに。レッスン時間は正規のレッスンと同じ30分。楽器を持参して赴き、案内を受けて体験レッスンへ。弾きたい曲を伝える。

「大学でクラシック音楽研究会に入ってて、そこでミニコンサートを開いてフランクのヴァイオリンソナタ弾きたくて。それでこの曲を1年2ヶ月で弾けるようになりたいんです。」

次に、楽器経験とヴァイオリンを人前で演奏したのが8年前とブランクがあることなどを伝え、「取り敢えずはなにか曲を弾いてみましょう」ということになり、J.S.バッハメヌエット ト長調 BWV.Anh,114を弾くことに。皆さんご存知のシンプルな曲で、それだけに弾きにくいけど、音色だけはどこで弾いても誰にでも褒められるので、例によって講師からも褒められた。

12月から始まる正規のレッスン受講は即決だった。手続きをして、「来月から一緒に頑張りましょう」と激励の言葉を受ける。やる気は十分。2週間後のレッスンからはリハビリをしていった。

最初と2曲目は、J.S.バッハ:ガヴォット(無伴奏チェロ組曲の第何番か忘れた)とドヴォルザーク:ユモレスクを初心者の学習用に移調・編曲したもので慣れて、3曲目はアッコーライ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調


J.B. Accolay Violin Concerto in A minor - Itzhak Perlman

の楽譜をいただき、みてもらった。

8年以上も経つと、弾き方を結構忘れているものである。アッコーライで勘や忘れていた弾き方を取り戻して、漸く3月中旬からフランクのレッスンに入ることになった。
続く。

曲目の豊富なNaxosMusicLibrary〜クラシック音楽ファンのためのサブスクリプション音楽配信サービス

大体の演奏会には予習をして臨んでいます。基本的には音源を所持しているものは自宅のオーディオでそれを再生して聞いていますが、聞きたい曲を収録しているCDが必ずあるわけではありませんし、大学でレポートや卒論の準備をしたり外出などにより自宅で音楽を聞けるとは限らないわけです。

そうした所持音源やの制限があるときに、サブスクリプション音楽サービスがとても役に立ちます。今日はその軽い紹介とわたしの使い方のお話。

 

LINE MUSICやSpotifyなど、各自特徴を持った様々な音楽配信サービスが揃ってきています。その中でわたしは2つのサービスを利用しています。NaxosMusicLibrary(NML)とAppleMusicです。今日はNMLについてお話します。

【NML】

クラシック音楽ファンには云わずと知れた廉価版レーベル Naxosの運営するサービスです。

ml.naxos.jp

長所としては、レパートリー楽曲は勿論演奏機会の少ないものも配信していること、Naxosだけではなくドイツ・グラモフォンから楽団や放送局の自主制作レーベルまで世界中のレーベルが配信に参加していることなどがありますが、わたしは楽曲や演奏者の検索方法が容易であることに便利さを感じています。

例えば、ガブリエル・フォーレのヴァイオリンソナタ第1番を探してみるとしましょう。作曲家のタブから代表的作曲家一覧を開くことができます。次にフォーレの楽曲一覧リンクへ飛ぶ。

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作品リストの「すべて」から探してもいいけど、室内楽作品なので室内楽のタブを押し

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聞きたい版の項目を選べばいい、というわけです。選んだら、次に演奏者の選択ができます。 

f:id:schumannian:20200113092626p:plain楽曲の基本情報に次いで、演奏家やレーベルとアルバム番号、録音情報が並びます。

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そうですね、比較的新しい、フォーレ室内楽曲全集に収録されているルノー・カピュソンとミシェル・ダルベルトによる録音を聞いてみましょうか。

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選んだら再生ボタンを押す。

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すると別窓でプレイヤーが表示されます。
音量の調整やトラックの移動などができますね。
NormalとHighとは音質のことで128kbpsから320kbpsに変更できます。ご視聴の回線状況や残りのデータ量と相談してご利用下さい。

デメリットとしてはトラック間に音が途切れてしまうこと、楽章や1曲の終わりから次の曲へ切れ目なく演奏される曲の再生にはこれは致命的な欠点となります。 

ただ、モバイルアプリではこの点は改善されているので、外出時での再生は勿論、自宅ではBluetoothで機器に接続しての再生ではその点の不便はありません。PCブラウザ版とは違って一覧から選ぶことができず、検索がうまくないと目当ての音源にたどり着くのは難しいですけどね。

気になる使用料はこちらを参照して下さい。わたしは月払いにしてます。

さあ、あなたも音楽配信サービスで豊かなクラシック音楽ライフを満喫しましょう!

あなたのクラシック音楽はどこから?わたしはブーレーズから。

通っていたオーケストラ部があり、そこでヴァイオリンを始めた。

数ヶ月経った頃だったか…オケでできた友人には首席打楽器奏者(といっても打楽器は1人だったけどね。以降ティンパニ君)やヴィオラ弾きと、クラシック音楽好きが2人いた。

そのうちティンパニ君に「クラシック音楽でおすすめのものがあれば教えて」とお願い。

わたしのそれまでの経験といえば、中学生の頃、地元のホールにイ・ムジチ合奏団が来てバッハやヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲を弾くコンサートがあってそれを聞きにいったり、音楽の授業でL.v.ベートーヴェン交響曲第5番 ハ短調 作品56(日本では「運命」って呼ばれている曲だ)第1楽章の第1主題とその展開をクイズにしたものに全問正解して先生から「schumannianは耳が良いな!」と褒められた程度のものだった。音楽史の知識などほぼない。

ティンパニ君「いいのがあるよ」

出てきた音源はこれだった。

ストラヴィンスキー:春の祭典、ペトルーシュカ

ストラヴィンスキー:春の祭典、ペトルーシュカ

  • アーティスト:ブーレーズ(ピエール)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD
 

 「出だしはファゴットなんだけどこの楽器じゃかなり高い音域で、その後にリズムが云々」この曲の特徴をひとしきり聞いて、帰宅してラジカセで聞いたわけだ。


ストラヴィンスキー - バレエ《春の祭典》 ブーレーズ クリーヴランド管 1991

クラシック音楽、すげえな!

「指揮者のブーレーズ、作曲家でもあって自作の録音もしてるんだ。これ。」 

ブーレーズ:ノタシオン

ブーレーズ:ノタシオン

  • アーティスト:ブーレーズ(ピエール)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: CD
 

 


Pierre Boulez, ...explosante-fixe... - Ensemble intercontemporain - Matthias Pintscher

(↑CDとこの映像とは別の演奏家ね)

クラシック音楽って、刺激的だな…

しばらくはティンパニ君から借りたCDや定期演奏会で演奏する曲を聞いたりして過ごした。

最初に出会ったものはコンテンポラリーであったものの、今から思えば、わたしにとってのクラシック音楽は、最初に抱いた印象である「刺激的なもの」であるに間違いはない。

その後、高校生のときにマーラーと出会って交響曲第10番 嬰ヘ長調第1楽章


テンシュテット指揮:マーラー:第10交響曲よりアダージョ(1983年ライヴ)

に涙を流し、今はブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲録音集を95種類集めるようになりました。

2020年1月5日 坂入健司郎/東京ユヴェントス・フィルハーモニー 第20回記念定期演奏会

【前日譚】

12月に行ったコンサートは1つだけ、仙台市宮城野区での室内楽演奏会。演奏は1つ目の曲目では残念、2曲目でその残念さを挽回、後半のプログラムは全く予習をしてこなかったけども魅力的な曲だしいい演奏だった。ただ、音が消え入って終わる緩徐楽章ですら元気な拍手を飛ばすというように聴衆が残念ではあった。

次のコンサートは16日、アラン・ギルバート/東京都交響楽団によるマーラー交響曲第6番を聞きにいける。これでコンサート納めにできる。

 

はずだったのだが、年内最後のヴァイオリンのレッスンがあった。しかも、新しく見てもらう曲の初回レッスン。これと天秤にかけたら仙台東京間の交通費を天秤にかけたらレッスンの方が重い。安くはないレッスン費も払ってるんだもんね。

 

なんか、突然コンサート納めにしたくなかった。せめて新年始まって初めてのコンサートくらいはいいものを選びたい。

有名なホールでいいもんないかな…帰省中にちょうどいいのがあるじゃないか。

 収まりが悪い話から切り替えて、新年もいいコンサートで迎えたい。そう思ったのだ。

 

【当日】

東京国立博物館での「特別公開 高御座と御帳台」と、本館2室(国宝室)で13日まで公開されている長谷川等伯《松林図屏風》

www.tnm.jp

を始めとした常設展を見たあと昼食を取り、ヨドバシカメラマルチメディア秋葉原でヘッドフォンやCDレシーバーを見たあと川崎へ。

【現場】 

 

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眺め

いつもはいつでも着脱できるように通路側の座席を選ぶのだけれど、選択するとき座席表をよく見てなくて列中央の座席にしてしまった。たまにミューザで聞くときはやらかす。反省。

 

して、ブルックナー。第1曲からブルックナーらしいしつこすぎるオスティナートの上に声楽が乗るのは、どこかでよく書かれるように、まるでミニマル・ミュージック。繰り返しの上に微妙な差異を出すのがミニマル・ミュージックの味わいなのだけれど、そうしたものは音程やリズムがきちんと合ってないと出てこない。いい…

  

後半開始前にアナウンスが。「曲が終わったら撮影してもいいよ」とのこと。

さあ、2Vn・Vaの刻みで始まりだ。ホルンの立ち上がりが悪いけど、ここを気にし続けたら今後の鑑賞が全部悪いものに聞こえてしまうのでそう気にしないことに。別にそれで合奏が崩壊したわけじゃないし。提示部と再現部の間にある休符はブルックナー交響曲で出てくるようなゲネラルパウゼ並みに間をとった。これからが期待できる第1楽章であった。

第2楽章。終始緩い部分がなく終わるかと思いきや、終始音とその1小節前の音が、従来の鋭く重い音ではなく、柔らかめの音色でふわりと終わる風に変えられていた。聞き慣れている演奏とは微妙に違うギミック(?)は第4楽章コーダにもある。

木管楽器の美しさ、とりわけファゴットが光っていた第3楽章が終わったら、アタッカ気味に第4楽章にはいるのではなく15〜20秒くらい開けてから木管楽器による不協和音の咆哮からレチタティーボへ。よく知っている通りの正攻法だが、トロンボーン男声合唱によるAndante maestosoの直前にはいる前のパウゼは長めにとったり、前半に演奏したブルックナーを時々想起させる仕掛けもあり、コーダの4小節感のMaestosoはオーソドックスな演奏で取られるテンポで入ってからアッチェレランドしてPrestissimoに流れるように入って終曲。

残響が消えて拍手。

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カーテンコール

新年早々いい演奏に出会えました!