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言葉の数だけ世界は拡がる

楽器経験者は必ずしも聞き専より優れた鑑賞者ではない問題

楽器経験というのは誰にでもあるというものではない。世の中には聞き専という人の方が多い。

楽器経験がある人は、音楽の素材を聞き分けたり楽譜が読めたり楽器の使い方をよくわかっているから優れていると思われがちだ。
これが違うのだ。わたしのTwitterのフォロイーでも聞き専でも鋭い感想や批評ができる人が少なくない。わたしがヴァイオリンを弾き、楽譜が読めていても浅い感想しか出てこない様に、その人の演奏が残念だったり言葉遣いが下手だったりして的外れな感想や批評しかでてこない場合もある。

聞き専で良い聞き手であり、対して楽器経験者でそうでない聞き手であることの差、それは何か?

実は感想や批評深さ浅さは楽器経験の有無には関係がない。わたしは謙虚さが聞き手の良し悪しを隔てていると思う。

 

【おまけの動画】