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レッスンの休講が続くので、ウォーミングアップなど日々の練習メニューを考えてみた。 #ヴァイオリン

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カイザー:ヴァイオリン練習曲集より第4番

気が緩む、行動頻度が下がる。どうにかしよう。

例のウィルスのせいで、2月最終週の回から今まで、月3回行われるレッスンのうち全てが休講になっている。

只でさえ練習頻度が低いのに、楽器を練習するモチベーションが下がるばかりで5週間ほど楽器ケースを開けていなかった。

これではいけない。

それとは別に、大学が2月初旬から春季休業に入ってしまい、生活が乱れている。これもいけない。

どうにかしないと。

以前見た動画をヒントに、自分の技術水準や集中力を考慮してメニューを考える


20分間でバイオリン基礎練習【ウォーミングアップ】速弾き、移弦、音程、ポジション移動など

  • シュラディック第1巻1番目のエクササイズ
  • カール・フレッシュ音階教本よりイ短調の5・8番目のエクササイズ
  • セヴシック練習曲作品1の1より11番

というメニューである。

説明文をそのまま引用すると、

・シュラディック 0:006:31 左手の指を温め、速いパッセージに備えます。ウォーミングアップです。小指の筋トレにもなります。

・カールフレッシュ 7:0015:43 音程を整えます。ポジション移動時の音程に特に注意します。弓の配分の訓練にもなります。

・セヴシック 16:15〜 弓のあらゆる部分を使い、弓のコントロールや、移弦の訓練をします。元、中、先、下半分、上半分、全弓といった感じで、同じ曲で色んなボウイングを練習できるのが良いです。

 ということだ。

Umiさんの技術レベルと自分のレベルとのギャップ

Umiさんと同じ練習メニューをこなすことができたらいいのだけれど、残念ながらそれはできない。なぜなら、わたしの技術水準が彼女と比べ段違いに低いから。

UmiさんのYou Tubeチャンネル

www.youtube.com

にアップロードされた動画の大半はパガニーニ:24のカプリーズ第24番の練習日記となっていて、かなり高い技術を持っていることが伺える。

また、質問箱のBotと化してアクティヴではなくなったTwitterを遡ってみると、

 というツイートが。どうやら相当の集中力の持ち主のようだ。

わたしはというと、ヴァイオリンのレッスンは大学を中退したあとから始めて5年後に止め、その後8年のブランクを経て別の先生でレッスン受講を再開したので小さな頃からきちんと教師に習ったわけではない。それにモチベが高かったり低かったりで練習時間にもばらつきがあった。集中力についていえば、自分の好きなことについては、ことヴァイオリンについていえばそのときオーケストラで弾いている曲や好きな曲の練習には時間を忘れるほど没頭できるが、メカニックやテクニックを作るための地味な練習を続けるのは、やらなければ技術をつけられないとわかっているとはいえ苦手だ。

集中力を鍛えることは別の機会に考えるとして、上記の練習メニューと自分の技術とのギャップを2点挙げてみる。

  • わたしのボウイング技術にかなり問題がある。どこに問題があるかは次のレッスンで講師に聞くとして、弓の配分を訓練するのは下記の問題により困難
  • フレッシュ音階教本イ短調9番のエクササイズは5番の単音による音階・半音階・アルペジオを8度和音で弾くという内容→8度を連続で弾くのは無理がある。

以上の技術おける欠点を考慮しつつUmiさんの基礎練習コンセプトに近づけたメニューを考えた。勿論、長くは続かない集中力を要しない短い内容とした。 

オリジナルのウォーミングアップはこれだ!

 Umiさんのコンセプトを基本としして考えた自分の基礎連コンセプトは次のものだ。

  • 左手のウォーミングアップ
  • 音程を整える
  • 弓の量や移弦という右手の技術を確認

以上を踏まえて、これまでのレッスンで使った教材で鍛えることにした。 

以下の教材を使う。

カイザー ヴァイオリン練習曲 1 [全音楽譜準拠] (監修: 漆原朝子)
 

 3つの教材を使ったこういうメニューはこちら

  • 開放弦で全弓・上半分・下半分をアップダウンそれぞれBPM60で、元・中・上を同様にBPM60・120・180で繰り返す。
  • カイザー第4番を1拍・2拍とスラーを切って、最後に1小節を1ボウイングでそれぞれ全曲最後まで弾く。
  • フレッシュ音階教本イ短調を1〜4番のエクササイズで。1・3・2(2・3は同じ音だが2はハイポジションを使うので先ず3で音程確認)・4の順。
  • セヴシック作品1の1から11番のエクササイズを楽譜につけられた番号通りに全弓・上半分・下半分・元・中・上で通す

これだけやってもかなり時間を使うことになるが、決めた時間に寝て起きれば朝の時間を使ってできるだろう。

9月の卒業(予定)まで学生でいられるので、習慣化させて技術をつけてそれほど時間を要しないようにさせたい。